バリア機能を保つために必要な3要素のバランスによって、いろいろな肌トラブルがおきています
ここではそのバランスを正常に戻すお手入れ方法をお話しします。

お肌のトラブルの大きな原因は、バリア機能を保つのに必要な3要素のバランスの崩れですから不足しているものを補ってバランスをとってあげることが正しいお手入れになります。

角質層だけは外部から浸透させることができる層ですから、不足している成分をダイレクトに補充することができます。

【混合肌】の場合

お手入れポイント:表皮脂質を取り除き過ぎないこと。

角質層の中の成分を補充すると3要素のバランスがとれて脂浮きしなくなってきます。
女性だけでなく、男性でも思春期を過ぎても脂ぎってる肌の場合は角質層の成分を補充することで、表皮脂質が自然とコントロールされ
脂ぎった感じや、Tゾーンの脂浮きがおさまってきます。

【脂性肌】の場合

お手入れポイント:お肌を清潔に保つこと。

食生活やホルモンのバランスなどが原因のことが多いので、食生活を見直し偏食をなくすようにします。
また、ホルモンのバランスが崩れている場合は婦人科などに相談するとよいでしょう。
お手入れは、お肌を清潔に保つためにアミノ酸系の洗浄成分でまめに洗顔し、化粧水などでお肌を整えておきましょう。

【乾燥肌】の場合

お手入れポイント:肌の表面を油分の多いものでフタしないようにすること。

油分の多いもので角質層の上にフタをしてしまうと、角質層内の壊れた細胞の再生が遅くなってしまいます。
ですから、角質層の中の成分を補充し、できるだけ正常な角質層の形を整えてあげることで自然治癒力を応援するようにしましょう。
さらに乾燥の度合いが強い場合は、肌の表面に表皮脂質に類似した油分(例えばスクワランなど)で薄く膜をはるようにしましょう。